ディスカバリー

discovery

ドラッグターゲット探索

特定の疾患の原因となる遺伝子やタンパク質を見つけ出し、それを標的とした薬剤を開発するための研究です。これは創薬の最初のステップであり、成功の鍵を握ります。

がん

がん細胞の増殖に関わる特定の遺伝子変異やタンパク質を特定します。これにより、その標的を狙い撃ちする分子標的薬の開発につながります。例えば、EGFR遺伝子変異を持つ肺がんに対する薬剤や、HER2タンパク質が過剰発現している乳がんに対する薬剤などがこれにあたります。

先天性代謝疾患

遺伝子の欠損や変異によって特定の代謝経路が機能しなくなる疾患です。ゲノム解析によって原因遺伝子を特定し、その機能障害を補うための治療法を模索します。

難病

従来の治療法がない難病に対して、患者さんの遺伝子情報を網羅的に解析し、病態に関わる未知の遺伝子や経路を特定します。

バイオマーカー探索

バイオマーカーは、体の状態や疾患の有無を示す客観的な指標となる物質(遺伝子、タンパク質、代謝物など)です。バイオマーカー探索は、疾患の早期発見や治療効果の予測、予後の判定に役立つ指標を見つけ出す研究です。

がん

血液や組織中の特定の遺伝子変異やタンパク質の量を測定することで、がんの早期発見や、どの抗がん剤が効果的かを予測するコンパニオン診断に活用されます。

認知症

認知症の進行度を示すタンパク質(例: アミロイドβ、タウ)や、脳内の炎症状態を示す遺伝子発現パターンを特定し、診断や治療効果のモニタリングに利用します。

心疾患

心筋梗塞や心不全のリスクを示す血中タンパク質や遺伝子マーカーを特定し、発症の予測や重症度の評価に役立てます。

クリニカルリサーチ支援

臨床試験(治験)を成功させるために、遺伝子解析やオミックス解析の技術を提供します。これによって、より効率的でパーソナライズされた治療法の開発をサポートします。

患者層別化

遺伝子情報に基づいて、薬が効きやすい患者さんのグループ(サブグループ)を特定します。これにより、臨床試験の成功率を高め、より多くの患者さんに適切な治療を届けることができます。

薬効予測

投与された薬が患者さんの体内でどのように作用するかを遺伝子レベルで解析し、効果の有無を予測します。

副作用予測

遺伝的要因に基づく薬の副作用リスクを予測し、安全性の高い治療法を確立します。

国内外製薬企業の開発研究

国内外の製薬企業との連携により、創薬パイプラインの様々な段階で遺伝子解析やオミックス解析を提供します。

共同研究

製薬企業が持つ化合物ライブラリと遺伝子解析技術を組み合わせ、新たなドラッグターゲットの同定やスクリーニングを行います。

受託解析

製薬企業が実施する基礎研究や臨床研究において、大量のゲノムデータやオミックスデータの解析を専門的に引き受けます。

創薬プロジェクト支援

新規化合物の開発段階において、その作用機序を遺伝子レベルで解明し、より効果的な薬剤へと改良するための助言を行います。

ディスカバリー

その他の事業紹介