メンバー
佐藤 孝明
Taka-Aki Sato
代表取締役社長 CEO

北海道大学卒業後、味の素株式会社に入社。
在籍中に大阪大学細胞工学センター松原謙一教授のもとで医学博士号を取得。
その後、がん研究会癌研究所にて乳がん・卵巣がんにおけるがん抑制遺伝子の探索研究を行い、米国La Jolla Cancer Research Foundation(現Sanford-Burnham Medical Research Institute)にてアポトーシス研究、さらにコロンビア大学医学部で癌細胞の細胞死回避機構の研究に従事。
この間、理化学研究所分子腫瘍学研究室主任研究員を兼務。
株式会社島津製作所においてライフサイエンス研究所長、フェロー、シニアフェローを歴任。
現在は筑波大学特命教授、プレシジョン・メディスン開発研究センター長を兼務し、大阪医科薬科大学および群馬大学生体調節研究所の客員教授を務める。
専門は分子腫瘍学。
入江 新司
Shinji Irie
取締役 最高科学責任者(CSO)

千葉大学園芸学部を卒業後、大阪大学大学院で発酵工学を専攻。
出光興産株式会社中央研究所研究員として遺伝子工学を用いた研究開発に従事、在任中に米国La Jolla Cancer Research Foundation客員研究員としてがん研究に携わる。
国内ベンチャー企業に移籍後、コロンビア大学医学部での客員研究員を経て、理化学研究所分子腫瘍学研究室先任研究員として分子腫瘍学の先端研究に取り組む。
その後、自ら設立した有限会社アイラムの代表として研究成果の社会実装に尽力するとともに、凸版印刷株式会社主席研究員を兼務し産業界における研究開発をリードした。
近年は大阪大学大学院工学研究科の招へい准教授として後進の育成にあたり、株式会社iLACでは取締役最高科学責任者として幅広い研究経験を活かし、科学的知見を事業戦略に結び付けている。
藤原 浩
Hiroshi Fujiwara
取締役

日本電子株式会社に入社後、本社経営企画部を経て10年間米国法人駐在を経験。
その間、北米・中南米法人設立に従事。
その後、SAPジャパンにてNorth-East Asia CFOを経て、COO/代表取締役として経営全般を指揮。
日本市場に於ける黎明期のERP市場形成及び拡大に貢献。
Philipsジャパンでは、代表執行役員社長に就任、ヘルスケア事業を担当し、大規模なグローバル事業再編の中、日本法人を主導。
Kodakジャパンでは、代表取締役社長及び韓国法人会長を務め、11年連続黒字を達成し、本社再建に貢献。
国際企業の経営トップを長く歴任し、新市場の形成、グローバル事業再編や再上場を成功に導いた経験を生かし、経営全般及び事業戦略強化に取り組んでいる。
ウェルネオシュガー株式会社取締役 (2023年~現任)、湧永製薬社外取締役(2018~2022)、INSEAD Executive MBA終了(2004年)。
齋藤 雅宏
Masahiro Saito
非常勤取締役(事業開発担当)

小樽商科大学卒業後、三菱商事株式会社に入社。
在籍中はSAPベースの基幹システム開発・保守、DXの知見を活かした生産性改善や新規事業開発に従事。
これらの実績が評価され社長賞を受賞。
また、東京工業大学社会理工学研究科の非常勤講師として、現場の知見に基づくデジタルサービスの開発メソッドを学部生や院生に指導する機会を得た。
その後、シンガポールのファンド会社設立に参画し、日本企業の海外進出に特化したプラベートエクイティファンド事業を推進。
現在は、東洋製罐グループの東洋鋼鈑株式会社において、経営企画担当や磁気ディスク事業担当として、事業戦略策定からAI等のDXを活用した事業改革を通じて組織変革を促し収益改善に貢献。
直近はライフサイエンス事業担当として、遺伝子診断薬の製造販売事業を主導すると共に、iLAC社で新たな事業機会の創出を担う。
國見 寛通
Hiromichi Kunimi
非常勤取締役

九州大学大学院経済学府卒業後、平成15年、日本政策投資銀行(以下DBJ、(現)株式会社日本政策投資銀行)入行。
調査部、九州支店を経て、平成19年よりDBJキャピタル株式会社インベストメントマネージャー歴任(5年在籍)。
主なEXIT実績、株式会社ネットマーケティング、シンバイオ製薬株式会社、ナノキャリア株式会社など。
平成24年より、DBJ企業金融第4部、経理部兼経営企画部、秘書室を歴任し、令和5年より、DBJEuropeLimitedシニアヴァイスプレジデント歴任。
令和6年より、イノベーション投資部次長兼課長。
税理士有資格者。
杉本 大斗
Daito Sugimoto
執行役員 財務部長(兼務)

東京大学卒業後、2019年に株式会社日本政策投資銀行入行。
市場運用業務、化学業界の大企業・スタートアップに対する投融資業務などを経て、イノベーション投資部調査役(現任)。
2025年より当社執行役員に就任。
緑川 宇一
Uichi Midorikawa
執行役員 経営企画戦略部長

東京理科大学大学院理工学研究科および東京理科大学専門職大学院(MOT)修了、技術経営修士(専門職)。
シャープ株式会社に入社後、タンパク質分析装置の技術開発と商品化に従事する傍ら、熊本大学大学院医学教育部にてプロテオミクスによるがん幹細胞の分化制御に関する研究を行い、博士(医学)を取得。
株式会社エムティーアイにて脂肪幹細胞ストック事業に参画後、AIスタートアップにおいて事業開発やマネジメントを担当。
次世代シーケンス受託解析を行う株式会社Rhelixaの研究支援事業本部長を経て、2025年8月に当社執行役員に就任。
塚原 祐輔
Yusuke Tsukahara
監査役

早稲田大学理工学部卒業後、凸版印刷に入社し、工学博士号を取得。
同社在籍中にカナダ国立研究機構招聘研究員、オックスフォード大学カレッジフェローを経て、Oxford Toppan Centre for Nanomaterialsセンター長を就任。
国内においては技術戦略推進部長として全社の技術戦略策定と新規事業創出を担う。
米国ベンチャーE Ink社取締役として電子ペーパーの開発と事業化を推進。
その後、理研ジェネシス代表取締役社長として遺伝学的検査の臨床応用を牽引し、バイオ分野における事業拡大と産業化に大きく貢献。
現在はボールウェーブ株式会社取締役経営戦略本部長として経営戦略の立案・実行を担うとともに、株式会社iLAC監査役を兼任。
経営者としての豊富な経験と研究開発の知見を活かし、先端技術の事業化と企業価値向上を推進している。
IEEE UFFC最優秀論文賞の受賞歴を持つ。
松原 謙一
Kenichi Matsubara
監査役

東京大学大学院化学系研究科博士課程修了後、金沢大学医学部、九州大学医学部助手を経て、ハーバード大学生物学教室およびスタンフォード大学医学部で研究員として研鑽を積む。
帰国後、九州大学医学部助教授、大阪大学医学部教授を歴任し、分子遺伝学研究施設長、大阪大学細胞工学センター教授・センター長を務め、B型肝炎ウイルスワクチンの開発や国際ヒトゲノム機構初代副会長としてヒトゲノム計画の推進で先導的役割を果たした。
1999年に株式会社DNAチップ研究所を設立するなど、ライフサイエンス分野における基礎研究と産業応用の双方に大きく貢献した。
厚生大臣表彰、高松宮妃癌研究基金学術賞、科学技術長官賞、紫綬褒章を受賞。
2006年に文化功労者に選ばれ、2017年に文化勲章を受章するなど、日本を代表する分子生物学・ゲノム研究の先駆者である。